Field work
2011/3/1~3/4 沖縄フィールドワーク
目的:民際学の実践と沖縄の置かれる現状の理解
日程:
3/1
15時の便にて関空より那覇空港へ
松島教授宅にて食事会(うみぶどう、もずく、ポーポー、そーきそば、たーいも、かたはらんぶー、さーたーあんだぎー)
沖縄料理と泡盛を楽しみながら沖縄や地元文化について議論
3/2
宜野湾市役所の屋上から普天間基地の説明を受け、基地を抱える町の問題や市民の不安など本土にいては聞くことも、感じることもできなかった現状を目の当たりにする。
その後、沖縄国際大学にて砂川先生から基地と環境問題について話を伺い、基地が周辺にもたらすリスクについての具体的な内容を教えていただいた。
次いで平安座島に行く途中、うるま市の特別自由貿易地域に行き名ばかり特別自由貿易地域を目にする。空き倉庫ばかりで沖縄産業への影響がまるでないことが判明。
平安座島の自治会長下門さんから、平安座島の歴史文化、島民の願いと周辺の反発などの説明を受けた。島の開発のあり方を考えされられる内容だった。
旧コザ市(現沖縄市)にて、“まちづくりNPOコザまち社中”理事長照屋幹夫氏の説明を受けながらコザの町を案内していただいた。コリンザから見た基地と町の風景は不思議なものだった。シャッター街や米軍相手の店前を歩きながら歴史や町が抱える問題について大変興味深い話が聞けた。
また、夕飯時には沖縄タイムスの与那嶺記者、新崎記者から様々な話が聞けた。
3/3
沖縄県庁の観光政策課、文化振興課にて沖縄観光の実情の説明を受けた。観光業が抱えている問題点や沖縄側からのアクションなどの説明があったが、どうもニーズとのマッチでずれがあるように感じた。役人が中心となっているからか、どうも相手目線に欠けているのではと率直に感じた。
その後、沖縄県議会棟において上里県議と沖縄の置かれている状態や政治的な姿勢などについて意見交換した。
次いでおもろまちの那覇市議会仮議会にて平良議員と会い意見交換をした。
那覇市が抱えている問題や鳩山前首相の“方便”発言に対する意見など幅広い意見交換ができた。
このおもろまちとは元米軍管理の土地を返還後に都市開発した新都心なのだが、博物館の前にパチンコやがあるなど、不思議な都市になっていた。このような状態になった理由としてUR都市機構が土地の売却を仕切ったため、格安でろくな都市計画も決めないまま今に至ったらしい。
3/4
沖縄の町並みや本土との違いを見るため、那覇市内を徒歩で散策。大きな違いとしてあげられるのが、とにかくマンションが多い。そして、家賃が安くない。空室も目立ち、物価も安くなく、なおかつ賃金が低い。また、沖縄県人口140万人中沖縄本島南部のみで100万人を超えるという超過密状態。役所の説明では、東京以下大阪以上の密集率らしい。その上交通の便は車のみととにかく生活の特に金銭的な問題がかなり深刻であることがわかった。
12:30の便にて那覇空港より関空へ
今回のフィールドワークにて
紐付き補助金が沖縄県民のために利用されていない現状と構造的に追い込まれている沖縄県の姿が見えてきた。もしかりに、基地補助金を無駄な施設建設(大半が本土企業へ流れる)ではなく、市民生活に直結するような形で使用できたらどれだけ雇用が生まれるのだろうか、条件のない自由貿易地域であったらどうなっていただろうか。今回の調査は短期間であったが充実したものであった。