チュニジアで大統領が逃亡しジャスミン革命が成功した影響で中東(主に北アフリカ)が荒れている。
とうとうエジプトも追い込まれムバラク大統領がその地位から下りることが確定したようだ。
昨日の時点でエジプト軍が民衆側につくのか大統領側につくのか情報が混乱していたが、軍部が大統領に見切りをつけたのだろう。チュニジアと似ているようだが、大きく異なる点がある。
先日アジアカップにて日本が豪州に勝った試合の最中、アルジャジーラがムバラク大統領の家族が亡命という内容の情報が流れた。まさかチュニジアの二の前か?と思われたが、ムバラクは後日も健在だった。
その後の出来事に関しては誰もが知っていると思うが、チュニジアでは軟着できなかったがエジプトはできるかもしれない、大統領の座をおりると宣言した。ムバラクがどれだけの利権を手にしていたかはわからない。しかし、ムバラクの周辺で利権を食い物にしていた人間は今後恐ろしい目にあうだろう。
大統領が逃亡する「大破」か大統領がその座を下りる「軟着」かどちらがよかったのかは定かではない。ただ一つ言えるのは、ゆっくりと国民にしわ寄せがくる可能性が高いということだ。
エジプトが国際的に重要な国であったことは報道の通りだと思う。たとえば、アメリカとの関係や国の位置、周辺国との関係など、挙げればきりがないだろう。
しかし、こうした重要な国家になりえていた背景にはムバラク独裁政権だったからできたことともいえる。
私たちの住む日本のそばにも似た体系の国家“中国”がある。この国も独裁体制のもとに国内政治を無視した国際政治外交が可能になり、さまざまなアクションを効率よく起こせてきた。ここで言いたいのは独裁国家はステップが軽いということだ。
チュニジア、エジプトが民主化されていくだろうが、以前のような状態からスタートではなく、白紙の状態からのスタートだということは忘れてはいけない。たとえ、軍隊や行政が残ったとはいえ、すんなりと国家機能が正常にはならないだろう。
多くの難題がこれから突きつけられていくことになるだろう。